ボーイスカウト運動は1907年、イギリスで発祥した世界的な青少年教育運動です。

 

 ボーイスカウト運動は1907年にイギリスから始まり、世界最大の社会教育運動で、世界217の国と地域で3,000万人の青少年と成人指導者が活動しています。


 現在の子供たちは勉強、塾、稽古ごとと忙しい毎日をおくっています。またゲーム機の汎用で近所の子供たちと外で元気に遊び回ることも少なくなってきています。学力、知力は向上しても人を思いやる心、物を大切にする気持ちなど、人間として大切なバランスのとれた人間形成が今必要な時代であると思います。

 

 子供が成長してゆく上で一番大切なことは、年齢の近い仲間たちと自然の中で楽しく遊びながらいろいろなことを体験すること、自分で考えながら自発的に取り組むこと、また社会の規律やルールを身に付けることです。

 

 ボーイスカウト運動は、班制教育と進歩教育の2つの教育法を柱としています。

班制教育は、仲間同士が協力し絆を深めあいながら、一人ひとりが役割に責任もつことで、信頼性や社会性を身に付けていきます。また進歩教育は、青少年個々の可能性を引き出させるために、たくさんある課題の中から、自ら目標を立てて挑戦することで、自らの成長に最善を尽くすことを体得していきます。これらは子供たちが将来実社会で必要となる「生きる力」「社会に役立つ人間」「良き社会人」となるための人間教育をおこなうことを目的としています。

 対象は、幼年期から青年期の男女の青少年を対象に、ビーバースカウト(幼稚園、小学校低学年)、カブスカウト(小学校中・高学年)、ボーイスカウト(中学校年代)、ベンチャースカウト(高校生年代)、ローバースカウト(大学生年代 )の5つの年齢層に分けられ、それぞれの年代毎で身に付けなければならないことを、幼年期から青年期までの一貫性をもたせた教育プログラムによる活動を実施しています。

 

■詳細につきましては、ボーイスカウト日本連盟ホームページ「ボーイスカウトとは」をご覧ください。